Aug 25, 2011

映画美学校2010年度初等科修了作品発表会

オーディトリウム渋谷という映画館で「映画美学校2010年度初等科修了作品発表会」があります。
入場自由です。

ドキュメンタリーコース初等科の修了作品は4作品。9/16(金)の19:00からの上映です。

自分が構成と編集を担当した「MAKING of MANGA」は4つのうちのラストの上映です。

4作品の上映後、カメラマンの山崎裕さん(!是枝組のカメラマンとして昔から尊敬している…)、シグロ代表の山上徹二郎さん、そして我らが主任講師の筒井武文監督による講評もあるらしいです。
例年、ボロクソに言われるらしいので、映画学校の学生がプロにボロクソに言われる。というのを見てみたいという方にもオススメです。







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以下、映画美学校事務局の方が書いた(のだろう)と思われる「MAKING of MANGA」の紹介文。
MAKING of MANGA
2011(31分)※DV
スタッフ:上田絵美/川上拓也/小町谷健彦
初めて月刊誌IKKIで連載を始めた土屋雄民。「ガギグゲキッコ」という連載作品の最終回に立ち会い、一枚の真っ白な紙と1本のペンから生まれた、苦悩と感動を映し出す。

苦悩と感動…中々にハードルを上げられているのではないか…


筒井監督からのコメントは、
「創造の苦しみと快楽を描く『MAKING of MANGA』。被写体はどこまで曝け出せるのか。」
創造の苦しみと快楽を…なるほど。



※詳細はこちら
http://a-shibuya.jp/archives/1187



会社員を辞めて、無職になって美学校に入って作った初作品。
撮影・録音のスタッフ二名もフリーター。
なけなしの生活費を削って制作に参加してくれた作品。
撮影場所まで行く電車賃がない。という事で徒歩で撮影場所まで来る。というような極限の経済状況の中。
夜から朝まで撮影。その後バイト。というようなハードスケジュールの中。
最後まで見捨てないで付き合ってくれた2名のスタッフの協力無しには完成しなかったであろう本作。


何かを作っている方。作ろうともがいている方。
自分の生活は、このままで良いのだろうかと日々悩みながら働いている新人サラリーマンの方。
何者でもない自分の将来に希望と不安を抱えながら生活している学生の方。
20代で何者でもなかった自分の事を思い返している方。
単純にマンガ好きの方。マンガの執筆過程を見てみたいという方。月刊IKKIのファンの方。
ドキュメンタリーに興味のある方。
別にマンガもドキュメンタリーも興味ないけど、9/16(金)夜の予定がフリーだなーといった方。

新人漫画家の初連載作品の最終話の執筆に密着し、ファミレスでのネーム執筆、自宅での原稿執筆の過程を追うと共に、担当者さんとの打合せや月刊IKKI編集長の方のインタビューを撮影させて頂いています。撮影許可の交渉が難航しながらも、何とか撮影させて頂いた印刷所や、実際の単行本が書店に並んだシーン。そして、初の単行本が世に出て、同時に連載を終了し、漫画家としての日々の生活の糧を一旦失った新人漫画家の心境のインタビューで、本作品は幕を閉じます。31分の短編です。一言で、「マンガが出来るまで」を追った作品です。企画当初に描こうとしていたものは、「創作」と「新人の想い」のようなものでした。どちらも、様々な方の甚大なご協力のおかげで、何とか描くことが出来た作品になったと思っています。


小学館月刊IKKIにて初連載中だった新人漫画家・土屋雄民氏の「ガギグゲキッコ」という作品の最終回の執筆過程を撮影していく中で、主人公キッコの想い、作家のメッセージに、強い共感を感じながら、いつのまにか構成が決まっていった「MAKING of MANGA」。

撮影のミスも編集の下手くそさも録音状態の悪さも、色々と技術的な課題が残った作品ではありますが、
初めて作った作品が、これになって本当に良かったと、今では思っています。



このブログを見てくださっている奇特な皆様。是非とも冷やかしにお越しください。なにせ無料です。
オーディトリウム渋谷は普通の映画館なので、特別「内輪」な感じもしないはずです。
もし来てくださった方がいれば、気軽に声をかけて頂ければ幸いです。
丸メガネをかけて体調が悪そうなのが私カワカミです。
「全然面白くなかった!」でも、「よく分からなかった!」でも、「まだまだだね」でも、何かしらの反応を頂く機会になればよいなあと思っています。



では、9/16(金)夜に、渋谷で。
ちなみに、15(木)はフィクションコースの上映です。こちらも是非。




※twitter辞めちゃったので、twitterやっててこれ見た人、このエントリーのリンク貼ってtweetしてくれると嬉しいです。小**とか、小**とか、あと、小**とか。


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