Dec 27, 2010

1223 to 1226 備忘録



※基本このブログは超プライベート仕様ですが、今回のは超超超プライベート仕様の内輪話です※
※個人的に私の知り合いでなければ読んでも一つも面白くないことを予め断っておきます※
※普段はあまり載せませんが、今回は肖像権無視で動画を載せます(youtube)※
※ちょっとそれは困るという方は直接携帯にでもお知らせ下さい。消します。多分。※


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2010年も残りわずか。
23から26(今日、26の飲み会のあと、寝れない時間を使ってこれを書いている)4日間は自分でもありえないなと思うくらいプライベートで外に出ていた(といっても内3日は全て夜with酒)。普段はまあ大抵家でゴロゴロして映画観るか本読むか音楽聴くかの超インドア派の奇跡として。備忘録なのであまり面白い事はないです。久しぶりにダラダラ推敲なしで長い文章を書こうと思うので、興味のない方はこの辺で、ね。

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12月23日(木) ロスコ!ロスコ!ロスコ!

ここ数ヶ月、マークロスコを見たくてウズウズしっぱなしだったので、珍しく午前中から動き出して川村記念美術館へ行く。電車で千葉県は佐倉駅まで。駅からは無料送迎バスで。

昼頃に到着し、レストランで昼飯を食らう。パスタセットが1600円だった。元来「お洒落」なレストランや洋服店や美容室は落ち着かないのだが、ここのレストランは良い意味で(ある向きにとっては悪い意味で)お洒落すぎない感じというか、丁度良い2流感があって良かった。普通にパスタも美味しかったし。値段は、まあロンドンに比べたら格安だ。ロンドンの美術館レストランのランチはお腹一杯にならずに3000円くらい取られる。と思って納得する。

腹ごしらえの後、広大な敷地を散策。敷地の殆どは綺麗に手入れが行き届いた庭園で、木々の映り込みが恐らく周到に設計されている池などもあり、落ち着く。というか、この美術館周辺は田舎で高い建物がないため空が広い。それが非常に良い。開放感抜群だった。歩きながら鳥とか猫とか花とかをパシャって美術館に向かう。

美術館の前で少年少女(少年は一名しかいなかったが)の合唱を偶々聞く。歌詞の内容は、世界中の皆が仲良くなりますように、平和になりますように、みたいな感じで、心が洗われるような気が一瞬した後、この中で誰がグレて誰がビッチになって誰が幸せな母親になるんだろうなどと下世話な事を考えてしまった。考えてしまうものは仕方がない。




ようやく美術館に入る。1階と2階を回るギャラリーで、2時間もあれば回れるくらいの規模。印象派には興味がないので、モネの睡蓮だけちょろっと見てすっ飛ばす。54年のピカソがあったが、それもすっ飛ばす。シャガールの「赤い太陽」「ダヴィデ王の夢」はかなりじっくり見た。シャガール良い。好きだ。
前衛、ダダ、シュルレアリスムなども基本すっ飛ばす。マン・レイだけちゃんと見た。

で、いよいよロスコ部屋に到達。もう入口から圧巻で、無言で立ち尽くす。計7作品の絵、というか壁画が部屋を囲んでいる。立って10分。メガネを外して10分。座って20分くらい見る。というよりなんだあれは。見てないけど見てるような感覚になった。部屋全体にロスコのエネルギー的な何かが充満していた。目をつぶってもロスコだった。よく分かんないけどそんな部屋で、もう超素晴らしかった。

ニューマンの「アンナの光」という真っ赤な作品があり、そこもニューマン部屋として採光が設計された部屋に一つの作品のみが展示されているのだが、もうロスコにやられてしまった脳ではニューマンのエネルギーなど全然感じられなかった。とか言ったらニューマン好きやアートに詳しい人に怒られそうだけど、やはりこれも実際にそうだったのだから仕方がない。
「第二次世界大戦後の抽象美術」という展示もあり、ポロックやフランク・ステラもあったのだが、基本こいつらもロスコにやられてしまった脳では響かない。ロスコ部屋を通過しちゃうと他のアブストラクト絵画が何だか多少陳腐に見えてしまうというのは俺だけなんだろうか。比べるものではないんだろうけど。最後はポップアートでウォーホルのモンロー10枚を歩きながらすーっと見て終了。

その後、時間がまだあったのでまたロスコ部屋に行き、30分くらいボーっとしていた。
ギフトショップにてシャガールとロスコのポストカードを10枚購入し、美術館を後にした。

スーパーによってから帰宅し、鍋食ったら、猛烈に睡魔に襲われ珍しく夜に就寝。ロスコ!

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12月24日(金) NB家で鍋

北組の集い@吉祥寺NB家。
相方の仕事終わりを待ち、チキンと小籠包を購入し吉祥寺のNB家へ。
NB、BNP、WHITE、AZM、KB、SATO、俺の計7名でクリスマス会。というか鍋をたらふく食べる会。
ジェンガ、マリオカートWii、大富豪、黒ひげ危機一髪などやりながら鍋、刺身、餃子、チキン、アイスケーキなどをたらふく食し、ビールをたらふく呑む。

ジェンガはグダグダで、マリオカートWiiは得意じゃないBNPが若干スネ、AZMは64ならコース分かるから強いって事を計6回くらいは主張していた。大富豪では大貧民が木馬に上半身裸で正座しなければならない。KBが大富豪になると下々の者は戦々恐々だ。KBはGAYを温存している。やはり背が高くてRoboticsを研究しているようなヤツにしか欲情しないようだ。

黒ひげでNBが一発目で飛ばす奇跡を起こし、罰を与えられていた。クリスマスイヴなど全然関係がない。
しかるべきメンツが集まり、しかるべきノリになるのだ。



思えば北の大地での卒業以来、早6年。未だに東京で集まり、未だに学生ノリを保っている関係性ってのは、普通に思えて貴重なものだと感じる。みんな大きな企業にて中堅として働いている。偉い。リーマンドロップアウトの俺から見れば、みんな立派な大人だなあ。俺働いてねえなあと思いながら呑んでいた。



4時頃お開き。BNPは翌日昼からの業務のため、始発で帰宅。体力の鬼。
布団の陣地争いに無言で敗れた俺は、スイッチをカチカチやって温度調整をしながらこたつで夏目漱石「こころ」を読んでいた。WHITEのケータイアラームが鳴りっぱなしでうるさいことこの上ないので、一旦起きて電源を勝手に切ってやってシメシメと思ったら、電源を切ってもアラームが生きていて、結局WHITEがそれを止めたらしい。
NBは死にそうな声というかノイズというか、何かそういう不穏なサウンドを奏でながら寝ていた。業務に育児にと、疲れがたまっているのだろう。
7時頃にようやく眠くなってきたら、カーテンごしに朝の陽光が顔を直撃し、半寝半起くらいな感じで11時頃に起床。おじやなど食してAZMに送ってもらい帰宅。AZMの話は相変わらず狙ってるとことは別のとこで抜群に面白くて嫉妬。

帰宅後夕方まで就寝。

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12月25日(土) お洒落なパーティ

相方の学生時代から最も親しい先輩(元ルームメイト)の家にてクリスマス会。
起床後、前日の酒を抜くべく銭湯に行き熱い湯に浸かる。さっぱりしてチャリで1時間。途中ビールとワインを購入しつつ到着。

先輩は俺も良く知っており、北海道時代に何度も飲んだことがあるので良いのだが、その旦那さんと、元同僚の女性の方とは初対面だったので、若干緊張しながらお邪魔する。が、その旦那さんと同僚の女性が2人とも超優しい空気の持ち主だったので楽しくお料理を頂けた。

お料理を頂く。という書き方の通り、超綺麗なマンションの超綺麗なお部屋で、前日のNB家でのこたつ鍋とは180度雰囲気が違ったのが面白かった。いわば前日は「茶の間での飲み食い」であり、この日は「リヴィングルームでの軽いパーティ」だった訳だ。そんなお洒落感満載な空気の中、独りジャージパーカの俺はグラタンとかピザとかケーキとかワインとかを下品にかっ食らった。先輩を旧姓で呼んでしまうなどの失態をやらかしつつ。

その先輩夫婦が、絵に描いたような美男美女で、同僚の方も非常に可愛らしい女性だったので、とろーんとした。撮影中に「画になりすぎて困るなあ」などと思いながらとろーんとしていた。



12時頃、チャリで帰宅。とろーんとしながら帰った。

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12月26日(日) 美学校忘年会

珍しく朝起床。JLGの「女と男のいる舗道」を鑑賞してラストに爆笑。JLGのこの時期の映画は分かりやすい。
結局映画鑑賞後二度寝し15時頃起床。友人にもらった阿部和重「アメリカの夜」をだらっと読む。

だらっとしていたら17時開始の忘年会に案の定遅刻。四谷三丁目のマンションに久保田千寿持参で到着したのは1時間遅れの18時。すでに皆集まっていた。
主催のTDCさんの手料理と酒とグラスもろもろのパーティ準備が良すぎてちょっと笑う。

シャンパンにて乾杯(遅刻してすみません…)、各々が好きに飲んで好きに食って好きに話している。こういう空気は非常に好きだ。いつもは学校終わりが23時頃で、終電までの短い間しか飲めないので、今日の忘年会で10名程度集まってゆっくり飲めたのは貴重な機会で良かった。

10月から学校がスタートしまだ3ヶ月。3ヶ月でここまでキャラ立ちがハッキリしているのは良い事だ。
こと映画制作となると、企画準備段階、撮影の現場、撮影後の編集、講評の各段階でメンバー内でのいざこざやぶつかり合いは必定で、今期のメンバーもみながやはりそういった期間を過ごしてきている。表立った対立もあったし、冷戦のような具合にもなっただろう。
にも関わらず、年の瀬にこういう忘年会を楽しく出来るってのは素晴らしいと思う。みんな大人だなあーなどと思って飲んでいた。

しかしそんなとろーんと飲んでいる俺が甘かった。
こんな不景気な時代にドキュメンタリー映画制作なんていう金の匂いが一つもしない場所に集っている面々である。やはり皆一癖も二癖もあるのだ。

まずは、今日はUEDさん(女性)のテンションが普段よりだいぶ高く、楽しい感じになっていて可笑しかった。可笑しかったというと年上だしちょっと怒られるかもしれないが、まあ、なんというか、可笑しかった。煙草の火でカーペットを焦がしちゃって、家主のTDCさんに平謝りしているトコとか、FJI君とLEFT君にハイテンションで絡んでいるとことか、おおーUEDさん今日面白い事になってんなー、可愛い人だなーと思っていた。

KMCYは相変わらず酒飲みの顔で、飲兵衛ってのはこういう顔をしているよななどと思って話していた。来年から一緒にやる事になった企画の話を確かされていたはずだが、飲兵衛だなーみたいな事しか頭に無かったのであんま覚えてない。もしこれ読んでたらごめんな。まあ忘年会って事で、忘れるって事でね。今日はマジな話とか映画の話はあんまする気がなかったのよ。

FJI君は相変わらずFJI君で、優しい。優しい。どこまでも優しい奴だ。金髪のくせに一番優しいんじゃないか。LEFT君は革命革命言っていた。座った目で。来年は革命の年になるらしい。あと、女性陣の目を盗んでこっそりチンコ出してた。そしてMおじさんに怒られてた。Mおじさんの話は、えー、何だっけか。すいません覚えてません。髪を切っていたことにはあえて触れませんでした。TDCさんは、今日は散々だったと思う笑。ほんとご馳走様でした。MNGWさんは飲んでも変わらず安定のMNGWスマイルで安心した。KGYMさんはもうホント、お母さん。最近映画観まくってるようなので、個人的にはもうそれ以上映画観ないで欲しい笑。

さて、問題児が一名いた。23歳、ピアスのOBR君だ。飲みまくって上機嫌で絡んでちょっとウザがられ始めたなーと思ったら途端に(恐らく焼酎がまわって笑)人ん家のソファで吐く。というウルトラC。なんというか、あ、俺もこんな感じで昔吐いてたなー懐かしいなーという感じだった。トイレ行くタイミングを逃して吐いちゃうっていうね。なんか青春感じちゃいました。彼には優しい聖母マリア様みたいな彼女が出来るように祈っておこう。




というまあこんな感じで、最終的には若干カオスになりつつあったくらいで、終電を逃さないようササッと帰宅。
割とみんな残っていたのできっと朝までコースだろう(もしかしたらまだこの時間も飲んでいるのかもしれない)。後ろ髪を引かれながらも、家庭内政治にやはり金銭面で負けている俺は帰宅せざるを得なかった。あの後どうなったのかを聞くのは来年の楽しみに取っておこう。

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だーっと書きなぐった。まれにみる濃い4日間だった。
明日(というか今日)は部屋を綺麗にして年内最後の70KのTAXをPAYして(貯金がそろそろ底を尽きる…)、明後日にはもう北国だ。

今年は早かった。今年の総括は北国にてヒマが出来て且つその気になったら書いてみよう。



















Dec 22, 2010

クリスマス前に新大久保で考えていた事



相方の姉の友達と、相方の母親が「韓流スター」好きらしく、正月の帰省前にそのグッズを買ってきてと頼まれた。

という訳で、去る日曜日、相方に付き添い、新大久保へ行ってきた。

韓流系のショップは非常に興味深い。
客層はおばさんばかりかと思いきや、若い女性もかなり目立つ。中学生くらいの女の子から20代30代の女性まで。共通点は「バブルっぽいメイクとファッション」の方が多いという事。

店内では写真はもちろんのこと、ポストカード、ポスター、カレンダー、文房具、CD、DVD、テレビの録画を焼いてるDVD(いいのか?)などなど、なんの統一性もない品目が所狭しとディスプレイされている。
全ての商品に韓流スターの写真がプリントされている、という唯一の絶対的統一性を持って。

なぜ、今、韓国がこれ程までに「キテいる」のか。という事は、ここ最近結構考えている。
竹島の領土問題が未解決のままのお隣さん(ちなみに、北海道に帰るより韓国に旅行行くほうが近いし安い…)。南北間での緊張で不穏な空気が流れている中、そんなものは全く気にも止めていないように東方神起やらKARAやら少女時代やらが大ブームのこの国。
最近学校が渋谷に移転したため、しょっちゅう渋谷に行くのだが、今日なんて、ギャルの聖地109を見上げたら、タワーにどでかく少女時代のディスプレイが。

どうやら日本のオタク男子たちは「嫌韓」な人が多いように思えるが、少女や女性達は韓国の男性が好きなようだ。この差はなんなのか。
日本男子はマッチョなものに嫌悪感を感じる傾向がここ数年はあり(草食系/メガネ男子みたいなね)、そんな日本男子の軟弱さ(あるいは、繊細さとでも擁護しようか)に物足りなさを感じる女子達が、徴兵制があってデフォルトでマッチョで身近な男子として韓国男子に走っているという構図があるのかもしれない。
しかし、それではKARAや少女時代が大好きな「女子達」の説明がつかない。なぜ、マルキューのディスプレイは少女時代であり、perfumeではないのか。単純に足が長いから、なのか?

俺自身としてはアメリカ時代の飲み友達&ルームメイトが韓国人だった事もあり、歴史的な問題はもう俺らの世代にはよく分かんないけど、これからはアジアで仲良くしていかないとダメだよねーという共通認識を持っていたというのがある。それ以外はバカな日本語を教え、バカな韓国語を教わり、一緒にメジャーリーグを見に行ったり花火を見にいったり、クラブに行ったり、ビールを飲んだり、ビールを飲んだり、ビールを飲んだりしていたので、全く韓国と言う国にも韓国人にも偏見はないのだが。
かといってKARAのダンスっていいよね、というくらいで(それは話題提供の小ネタ程度のレベルで)特別に「今、韓国」な感じはないのだ。

どのような情報環境で「嫌韓」になり、どのような情報環境で「ラブ韓琉」になるのかがよく分からない。
しかしながら、韓流ショップに渦巻くエネルギーには、やはり社会構造と時代背景を直接に反映している何かがあるように思えて仕方が無かった。

戦争か!?アイドルか!?
最も近いお隣の国に対して、そんな両極端(それはある意味では滑稽な)認識の住み分けがなされているこの国の感性は、明日は、どっちだ!!

結論は出ない。
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D5000の夜撮影テスト。一眼レフでの動画の質感はDVのそれより良いと思う。
問題は音だ。D5000にはマイクが付かない。内臓マイクではどうしても操作音が入ってしまう。
が、やっぱ質感はこっちのが良いと今は思う。フルスクリーン720pで観てみて欲しい。



結構賑わっている。豚を食わせる店が多い。

スーパーの隣ではで何やら韓国のおやつみたいなのも売っている。

韓流ショップ店内(他の店は込みすぎで撮れなかった…)

葉。

東方神起。真ん中の人だけなんかドラマで見たことある。

枝。

少女時代。左の人は可愛いと思う。

フレームによっちゃあホント何処だか分からない。月と木の先。

サンタ・ペ。