Apr 28, 2010

この国に



新聞もテレビも信用出来ない。
政治なんて生まれた時からクソだし。
経済もずっとクソ。
企業も結局クソだ。

この国に信頼出来るものはないのか!?
アンサー:ないね。

信頼出来るのはさ、せまーい人間関係だけだよ。ホント、それだけ。











Apr 26, 2010

社会を変革するには



なーんて大風呂敷を広げたタイトルだ。

BUT。
「今の日本社会」つまりは、我々が日々生活を営んでいる「この社会」はどうもヤバイんじゃないか、どうもおかしいんじゃないか、いや、明らかにクソなんじゃないか、と物心ついた頃から考え続けているヤツは少なくない筈だ。
というか、そうでもない(何となく現状に満足している、もしくは自分はそれほど困ってないから無意識に思考停止する)人は置いていこう。いや、本来はこのブログを読んでるような俺の友人達は、社会的に安定している中流が殆どなので、そういう「余裕のある」層こそが真面目に考え議論しアクトしなければいけないと思うのだが。

「マル激トーク・オン・ディマンド」という、社会学者・宮台真司と、ビデオジャーナリスト・神保哲生によるネットメディアの放送が著作化されている本の七冊目、「格差社会という不幸」をようやく読んだ。購入後3ヶ月以上は経過していたけど。
これは、久しぶりに超お奨め本だ。

この本は、この社会はどうも、クソなんじゃないか。と考えてきた(考えている)人にとっては、腑に落ちる議論満載だ。
日本社会に蔓延る「格差」と「貧困」。一度ミスったり、一度不幸に陥ったりした人が復帰出来ない社会。
そんな社会に日本が陥っている原因や、じゃあどうするべきか、という提言が様々な角度から論じられている。

個人的に非常に重要だと思ったのは、今の日本社会は「ダメ」だ、という事はハッキリしている、という話。で、それが「ヒドイ社会」で「ダメ」なんだ、という事を多数の人が認識しなければ社会は変わっていかないという事。
基本的に今の経済至上社会の中で落ちこぼれ(あるいは最初から正社員というルートに乗れず)、這い上がる機会を失っている人達は、「自分がダメだからこうなった」と自己責任を感じすぎていて、非人道的な扱いや社会的承認が他者から一切得られなくても、「声」を上げようとしない。
これが最も深い病だと感じた。
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国民一人当たりのGDPはTOP3に入る上位なのに、自殺率はイギリスの3倍、アメリカの2倍。西側先進国中ダントツの一位。
就業時間はヨーロッパが1400時間。アメリカが1700時間台。日本はサービス残業を除いて1900時間台。サービス残業を含めると2200時間前後。1ヶ月で50時間、1日だと通勤時間含めて3時間多い。
新卒一括採用という超排他的採用システム。新卒で「正社員」という「健康的で文化的な通常生活を営むための“最低限”のパスポート、を得る可能性、を得る権利」を失った、もしくは持たない人は、「自己責任」の名の下に、疎外され、結婚して子供を生む事すら非常に難しい社会。
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こんな社会は当たり前にクソだな。フツーにヒドイな。と思う人が増えて欲しい。
とにかく、日本人はもっと自信を持って、おかしいものをおかしい、という気概を持つべきだろう。そうしないと、社会はもっとヒドクてクソになりそうだから。
アメリカ的超格差社会になった時には、日本にはアメリカ的市民宗教がない(寄付で成立するNPOによる支援や教会での衣食住提供がない)から、アメリカよりも生きづらい社会になり得る。

想像力を少し広げるだけだ。必要なきっかけは。
少しだけ、他人の痛みに敏感になるだけだ。それが圧倒的に欠如している。
それさえあれば、この社会の現状に目を向けようという動機付けになる。

いつまでも他人事、で済ませていては、自分達の子供が生きていかなければならない社会は、もっとヒドクでもっとクソでもっと生きづらいものになる。それは明らかだ。

個人的には、それをアジっていきたい。見て見ぬフリを続けている、全ての人達に向けて。











Apr 25, 2010

JUSTICE



最近はNHKしか見ていない。別にNHKを賞賛するつもりは更々ないが、民放で面白いのはテレ東とMXに決まってるから、静岡に住んでいる現状ではNHKくらいしか見るものがない。

菊地成孔が音楽をやっている、ということと、さっちゃんからARATAと麻生久美子が出てると教えてもらったのをきっかけに、「チェイス」というドラマを見ている。国税査察官と脱税のスペシャリストの対立を描いた、いわゆる社会派ドラマ。「ハゲタカ」と同じテイストのドラマだ。
カット数が多く目が疲れるのと、所々に脱税スキームに関する説明的描写が目立つのと、演出が少々わざとらしく役者のポテンシャルを潰していることとが欠点で、あまりのめり込めない。

が、今回はその話ではなく、「ハーバード白熱教室」についてだ。
これはハーバード大学の政治哲学の教授であり、共同体主義(コミュニタリアニズム)の中心的論者であるマイケル・サンデルの「正義」についての講義が見れる、という秀逸な教養番組。
ハーバード大学なんていう、超優秀学生が受けている講義が見れるというだけで、涎たらたらだ。
これが、対話的講義の最も成功している形のように見られ、非常に面白い。そして難しくない。
毎週日曜日の夕方に放送している。「殺人に正義はあるか」「命に値段をつけられるのか」「富は誰のもの」などのテーマでこれまで3回の講義が放送されている。

第2回、第3回の講義で「リバタリアニズム」が論じられた。
俺はリバタリアニズムの論理が大嫌いなので、リバタリアンを自称する学生の議論を聞きながら、ボゥシット!ファック!と叫びながら見た。ここで言ってるのは右派リバタリアニズムで、要するに自由市場主義万歳な人達。これが、最も批判したい考え方だ。

マイケルジョーダンやビルゲイツは巨万の富を築いている。その富に国家が課税して経済的弱者に再配分する。それを個人的権利の侵害、もしくは奴隷制に直結するものとして否定するのが、リバタリアンの考え方だ。それを認めることは、自分は自分が所有しているというリバタリアンの前提を覆すものとなる。

ファックリバタリアン。
政治哲学に超ファミリアな訳ではないが、結局このリバタリアンの考え方やリベラルの考え方が根本的に欠いているのは、端的に「弱者への思いやり」だ。

弱者への思いやりを失った社会がどういう状況を招いたのか。
リバタリアニズムに強く影響されて小泉政権が行った政策で、日本はどうなったのか。
社会はどうなったのか。明白じゃないか。

わかりやすく日本はアメリカ的になった。神と悪魔の宗教的二項対立という背景がないこの国において、つまり国民に「白と黒」とか「勝ちと負け」の境目がはっきりせず茫洋としたものを茫洋としたまま受け入れる事のできる文化を築いてきたにも関わらず、経済的に「勝ち負け」が完全に決定されてしまう国になってしまった。

経済的に勝ち組の人間がそろったマスメディアが作りだす映像は、経済的な勝ち組が人生を謳歌する映像。飽食を肯定的に描く番組。高価なファッションを身につける芸能人を魅力的に見せる番組。何か新しくてお洒落な物を身につける事が「幸福」であると言わんばかりの演出。

ミスった者は救われない社会。一旦レールを外れたら、敗者復活の制度はない社会。
この社会で、20代の若者達は、安定志向。ビクビクしながらなるべくミスらないように生きる社会になってるのは明らかだ。
そんな抑圧された精神の中で、景気回復の兆しも見えず、憂鬱な低調経済が続くなんて言われて過ごせば、うつ病は当たり前に蔓延するだろうし、自殺者だって減らないだろう。

やっぱダメだと思うな。こんな社会じゃ。

どっかに気概ある金持ちはいないのか。「俺は金持ちになった。でもこれはほとんど運だ」だから運がなかった全ての経済的社会的弱者に、この金を還元します。といえる、通常の精神の持ち主は。


あんたのその高級ジュエリーを買う金でさ、あんたのその高級スポーツカーを買う金でさ、いったいどのくらいの人間が、最低限の衣食住が満たされた生活ができると思ってんだ?
そーゆうこと、考えないのか?同じ時代に、みんな「生きてる」のに。











Apr 23, 2010

ドキュメンタリー作家memo



亀井文夫、土本典昭、小川紳介、原一男、佐藤真、森達也、松江哲明、村上賢司、今村昌平、大島渚。
ロバート・フラハティ、ヴェム・ヴェンダース、ペドロ・コスタ、ジョナス・メカス、ブライアン・デ・パルマ、アピチャッポン・ウィーラセタクン。











Apr 22, 2010

Myers-Briggs Type Indicator



MBTIとは、かの高名なエロ精神分析家で、無意識の世界を開拓して20世紀以降の文化に多大なる影響を及ぼしたフロイト先生の弟子ユングのタイプ論をベースにした、国際規定に基づいた性格診断。
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「興味関心の方向(外向・内向)」
外向:Extraversion(E)
内向:Introversion(I)

「ものの見方(感覚・直観)」
感覚:Sensing(S)
直感:Intution(N)

「判断のしかた(思考・感情)」
思考:Thinking(T)
感情:Feeling(F)

「外界への接し方(判断的態度・知覚的態度)」
判断的態度:Judging(J)
知覚的態度:Perceiving(P)

上記4指標を軸とした16タイプに性格が類型化される。
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で、これをここでやってみたら、俺はINFP型だった。(http://www32.ocn.ne.jp/~emina/)

関心は内向きで、直感でものを見て、結論は感情で導いて、知覚的態度で世界と接する。
と書いてみてもよくわからない。
色んなサイトの解説を見たら、要は「理想主義者」らしい。
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特徴はこんな感じ。
人々の成長を助け、ポテンシャルを引き出すことに満足を覚える。
仕事は次のことを満たすことで満足感を得る:

「個人的価値観と信条に合致すること」
「時間を掛けじっくりと考えを練ること」
「決まりにとらわれず自由に思うままになされること」
「オリジナリティを発揮でき、成長できたことが皆に認められること」
「他人の成長を助け潜在能力をフルに発揮させること」
「他人と深い一対一の関係を築くこと」
「経済的・政治的その他の制約なしに自分の理想を実現できること」
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で、弱点はこうらしい。
完璧主義。妥協できない。なんでも個人的にとらえる(take things personally)。競争的で緊張を強いられる環境に弱い。自分の価値観に反する仕事には向いてない。優先順位を付けるのが難しい。
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適職はこいつら。
精神科医や心理学者・作家、芸術家、編集者・教師・ソーシャルワーカー・音楽家や作曲家
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と、いうことらしい。なるほど、特徴からいってサラリーマンには合わないみたいだ。
色んな人から「サラリーマン」は向かないと言われ続けてきたけど、やっぱ客観的に見てもそうなのね。と思った。


memoとして俺の友人達の結果もここに残しておこう。
島:ISFP(見ているだけで口は出さない)
三:INFP(社会のためになることをする)
田:INTP(問題を解決したがる)

長:INTP(問題を解決したがる)
大:ESTP(究極の現実主義者)
東:ENFP(余計な苦労をかってでる)

など。面白い。やっぱ性格診断ってみんな結構やりたがるよね。











Apr 20, 2010

この人間理解に完全に共感する
















Apr 15, 2010

「かっけー」大人になりたくないか?



25にしてまだまだ大人になんてなれてねーなーと思う。

まだまだ他人の目を気にしてる、「だっせぇ」子供だ。俺は。
どこか自分を良くみせようとしたり、何か人よりわかったような口をきいたり。

肩の力抜けまくってんなーと思って話しかけたら、ここで命獲るくらいの鋭い発言が飛び出す。みたいな大人。
あいつユルユルでバカみたいな顔してメシ食ってんなーと見られながら、一点に集中した思考を巡らせているような大人。

そーゆう大人が「かっけー」んじゃないかな。と思う。要は「かっけー」大人になりたいのだな。と。
「かっけー」ってのが全てなんだな、と。その「かっけー」を共有できる人間と一緒にいたいのだな、と。

「根拠のない自信」を持ち続ければ、人生はなんだってやれるんじゃないか。
そんな精神論は「役に立たない」って斜に構えた見方は、果たして「かっけー」のか。
否、そんなのはやっぱ「だっせぇ」だ。

自分の将来に保険をかけたり、リスクマネジメントを緻密にやったり、上手い事口先で立ち回ったり、そういういわゆるデキる感じの「だっせぇ」大人には、一向に魅力を感じなくなってしまった。兎にも角にも、「保身」な態度が嫌になってしまった。


ガンジーは「自分自身がこの世で見たいと思う変化になりなさい」と言った。
この言葉は切に心に響いた。「だっせぇ子供」はそろそろ卒業して「かっけー大人」を目指すぞ。俺は。











Apr 11, 2010

electro? trauma















techno? trauma















cut up trauma















drum'n bass trauma















UK rock trauma















funk music trauma















hip hop music trauma















dub music trauma















house music trauma















punk music trauma















rock music trauma















Apr 3, 2010

近況



サラリーマンとして生きていくことに白旗を上げたのが3月初旬。
会社に退職の旨を伝え、職場OKをもらったのも3月初旬。人事部に落とし前をつけに行く必要があるため、現在は休職扱いの自宅待機。会社からの連絡待ちとなっている。

なので茶畑の中で宙ぶらりん状態。
4月に入ったというのに新生活の目処立たず。
ドキュメンタリーの制作を学ぶ専門学校に入りたいと考えている(だが入れるかどうかは未定)。

幼稚園入学以来、25歳にして初めて組織から外れたため、考える事多く。
これからは、真に自分で自分の生き方を創っていく必要があるのだなあと実感する。

直感でわかっているのは、とにかく2010年は過入力の状態で日々を過ごす必要があるという事。

人生が始まった。


追記(今朝の夢)
小学校、中学校時代の学校から家までのルートを歩いている夢。季節は冬。
夢の主体が小中学生時代の自分なのか、現在の自分なのかが判然としないまま歩いている。
唐突に、プールで当時気になっていた女の子と楽しく会話した記憶が鮮烈に蘇る。
そんな記憶はこれまで思い出したこともなかった。
得体の知れない多幸感に包まれ目が覚める。

ここ数年、いやもしくはここ十年くらいでは初めての経験かもしれない。
「夢」を覚えていない日がほとんどであるし、「夢」で目覚める時は悪夢しかなかったのが日常である。

非常に珍しい事なのでここに記録しておく。果たしてこの夢は何を暗示しているのか。
フロイトにもわからないだろう。