Jun 27, 2009

「表現者」についての一考察



「表現者」は,とにかく自らの内にほとばしるほどのエナジーというか情熱というか,「そういふモノ」を心に抱えている(まずこれは最初に定理として断言しておきたい).
最近「そういふモノ」を持っていないのに「表現者」に対する憧れだけで,表現者面してポップミュージック(知らねーけどさ)やらお笑いやらテレビメディアやらやっている外道達も大勢目につくが,「そういうモノ」を持っていない彼奴等は,正しい意味での「表現者」とは成りえない,単なる「クラスの目立ちたがり」である.
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さて,
そういふモノは人間誰しも持っている.
持っていた,の方がより正しいかもしれない.
誰にでも,小学生低学年頃の物心つきはじめたころから思い起こすと,「表現」することに渇望していた時代が思い当たるだろう.
(思い当たらないと思った人は,もう一度よくよく考えて欲しい.人間の脳は必ずそういう時期を通過するように出来ているから)
「表現」する,ということは,「表現される」人がいないと成り立たない訳である.
(私の敬愛するみうらじゅん氏のような,表現する側(自分)=表現される側(自分)というようなマスターベーション的表現方法は,ここでは除外して考えよう.彼は明らかに特例だ)

そういふモノを,殆どの人達(私の周囲の)が失っている(もしくは失った体で生きている)のは何故か.
これは,「世の中ってのはさ,こんなもんなんだよねぇ~」と,いわゆる人間的成長の過程で“納得”するからである.
ここに,「表現者」と「非表現者」の境目がある.

大体,「表現」なんてものは絶対値の大きい感情エナジー(正負どちらも)から発するものであり,この絶対値というもののゼロ点基準は,世の中の「感情的な何か」の平均値だろう.
世の中の「感情的な何か」の平均値から大きくずれているヤツ.そういふヤツが「表現者」の特権を獲得するのである.
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「昔は良かった.」
なんて禿げ散らかしたオッサンに言われると,腹が立ってしょうがないお年頃の私だが.
「表現」の置かれた環境について言えば,昔は単純で分かりやすかったと推測できる.
要は,エナジーが正負に振り切った人間と,平均的人間とが,ハッキリクッキリと分かれていたから,単純明快だったのだ.
ただ,現在では,表現ツールの拡大(最も大きいのはインターネットの爆発的普及)によって,国民全批評家時代が到来している.
「表現」の権利がこれほどまでに広まった時代はなかっただろう.
それとともに,「表現」自体が非常に薄味になってしまったのも事実である.
コミュニケーションの機会が遥かに増えた結果,不必要で無利益なコミュニケーションもどきが氾濫している.
(例えば本ブログ)
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インターネットによって,コミュニケーション選択の可能性が,物理的距離を超えたということだろう.
大多数が一つのマジョリティだった単純明快な構造が終わり,マイノリティのクラスタ数が増えることによって,何が“真の”マジョリティでありマイノリティなのかハッキリしなくなった.
メジャーVS.アンダーグラウンド
マスVS.コア
の構造は,もう今の時代の「表現」には"マッチしない"のである.
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「表現」についての一考察,としてここに記された内容を,ベイビーピンクとかでオナニーした後に酒でも飲みながら読んでしまっている,あなた自身が,ここに書かれた構造を最も良く理解できる人種の一人だろう.
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本考察は,何ら「そういふモノ」を今,この瞬間に持っていない私によって書かれているため,この文章は「表現」とは成りえないことをご理解頂けただろうか.

「真の表現者」はサラリーマンには成りえないのだ.
サラリーマンに強い違和感を感じそこから脱却する者.学校に強い違和感を感じそこから脱却する者.
言わば社会生活不適合者にこそ,「真の表現者」と成り得る特権が与えられている.
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じゃあ,ブログって何?

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ヒマなヤツの自己満だろ.

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今日はレベル20位の仕事をレベル3位の私が,訳あって突発で独りでこなさなきゃならなくなって,本来残業出来ない状況で,無理に残業してこなした.
ので,なるべく仕事に関係ない内容を書いて,自己満しました.


「ただ,いっさいは過ぎていきます.」生誕100年











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