May 30, 2006

怠惰者の暴言を一つ



今日は明日提出の課題が早めに終わった.しかしながら気分は晴れない.
金曜に評価にひびく小テストがあるからである.

全く22にもなってなお「微分方程式」の小テストにビクビクしているのは情けない.高専時代に応用数学をさぼって適当にごまかしていたツケであることに間違いなく,あぁ因果なことだなぁと感じる.
積分計算がいまだに怪しいのである.曲がりなりにも工学を5年間学んできた立場として甚だ恥ずかしい話であるが,実際そうなのだからしょうがない.勉強不足を痛感.


ウソをついた.演じたのである.責任感のある,無知の知を会得している学生を演じた.

「積分できないのが恥ずかしい」と書いたが,実際問題.ちっとも恥ずかしいと思えない.
本音では「積分なんて教科書見ながらやれば誰だって解けるし,微分方程式なんてマスマティカなどという素晴らしいソフトで解けばいいものだ」なんてあまっちょろい考えしか持ち合わせていない.

「恥ずかしい」という思いは人間の根源的な感情であって,ホントのホント,正味な話積分できないなんて恥ずかしいなぁやだなぁなどと思う学生はこんな駄文を垂れ流す前に.カッとノート教科書参考書を開き熟読.演習問題を自力で解いた上で,はは,簡単じゃん,積分.などとかまして積分をマスターしているはずである.

結局できないことを恥ずかしいと思えない私は敗者,堕落,怠惰者の烙印を押され,結果年下の同級生達に「いやぁ積分ねー忘れちゃっててねぇ,もう昔のことだからさぁーいや,はは」などと不毛な見栄を張るという恥辱にまみれることになるのである.


否.結局みんなしっかり者,優良学生,社会人,夫,主婦,彼氏,彼女演じてるだけなんじゃないのか?

なんとなくテストで高得点をGET,授業中教授の質問に迷わず即答するなどして,はは,オレは比較的頭脳が長けているようだ,ほら見ろあいつより点数が上だ,能力があるオレ,おもろ.

なんて勘違いをしたいだけなんではなかろうか.
他人より評価が上だということに安心したいだけではなかろうか.

比較的成績がいい.
比較的スポーツが得意.
比較的モテる.
比較的背が高い.
比較的やせている.太っている.

本質が見あたらない.

常に平均より上にいることで安心するのである.そのために生きているように思えてならない人,人,人.

全くくだらない話で,誤解を恐れず言えばそんなものはまっとうで幸せな生活とは呼べない.

くだらない.さらけだせ.











1 comment:

  1. 僕は女の子の前では、一流の役者です.

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