Sep 21, 2006

ねじ式



「ねじ式」という作品をご存じない方も多いと思う。
これは一部でカルト的人気を誇ってきた「つげ義春」という漫画家の作品である。

私がこの漫画家を知ったのは、映画「ねじ式」を4年前位に見たときである。
当時浅野忠信にのめりこんでいた私は、彼の出演作を片っ端から見ていた。この映画は女子供には向かない真っ暗な映画なのだが、映画の持つ雰囲気に深く惹かれた私は、その原作者であるつげ義春の作品を読んでみたいと思うようになった。

それから彼の著作にちょくちょく手を出すことになったのだが、なんといってもその魅力は主人公が「ダメ」であるところである。無頼派である。きっと坂口安吾だとか町田康だとかを好きな人間は間違いなくつげの虜になるだろう。

今日、久しぶりに映画「ねじ式」を見た。
なんともカルトな作品で、飯を食いながら見るのに最悪な映画であることは間違いない。
ちょっとアンダーグランドな文化に触れてみたくなったあなたに是非お勧めです。











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