Jan 12, 2009

amazonの★の数で意思決定しがちな時代に



Bill Evans & Jim Hall - Undercurrent

を久しぶりにジャケ買い.有名なアルバムらしいが,そんなことはどうでも良い.
とにかくジャケがイカす.

Bill Evansってかっこいいよね.
何がって勿論ルックスが.


音楽がどーのこーのなんて,言いがちだけど.
今の時代まで残っている60年代やら70年代の音楽は大抵優れて良いんだよ.良いから世界中のリスナーがその情報を伝え続けて,時間と空間を越えて俺らの手元/耳元に届くんだから.

Bill Evansはその外見が,今見ても抜群にかっこ良いんだよ.
それこそが,Bill Evansについて俺らの世代が議論すべきことだと,思わないか?

-------------------------------------------

芸術を絶って卒論を書くという行為は,とってもマゾヒスティック.
Puritanになりきれない日曜の夜に,all repeatで聞くこのアルバム.

どんな因果で?

このアルバムでBillとJimがやり遂げたこと.高度なインタープレイ.

***************インタープレイ from はてな***************
楽器演奏中における相互作用.
相手の音に反応し合い,それによって個々を高めあい,全体を活性化させる音楽的会話.
ジャムセッションやインプロビゼーション→アドリブに比重を置く音楽ではもちろん,全ての楽曲に存在する必要不可欠な要素.
周りの音をよく聴いて反応することによって,(1)周りを聴く楽しみ,(2)反応出来た楽しみ,(3)相手も返してくれる楽しみが演奏者全体で高まり,好循環が生まれる.
************************************************


ジャズにおけるインタープレイを,設計行為でも実現したいんだよ.
創造的コラボレーションという名前で.
そのための手法の構築とプロトタイプシステム.それが俺の卒業研究.

どう?こう言うとちょっとかっこ良いでしょ?

かっこ良くて面白いと思い込んでやらないと,ストレスフルな内容なんだけどね.
工学のscholarlyな世界に身をおいてる読者達は,わかってくれるでしょう?

固くない仕事を,なんの経験も実績も肩書きもない20代が本気でやろうとするときの困難を.

つまらなくて頭が固くて「非常に優秀な」オジサマ達が,面白くてチャレンジングで「軟弱な」若者を,論理で痛めつけるあの光景を.



書かなきゃ.











No comments:

Post a Comment