Apr 9, 2012

近況

『いつだって一期一会(テイクワン) テレビカメラマン 新沼隆朗』

『言語と精神』ノーム・チョムスキー


最近の読書生活。
1冊目は今チョコチョコと一緒に仕事をしているディレクターさんに薦められて買ってみた。
NHKの伝説的カメラマンであったらしい新沼隆朗氏についての文章がまとめられている。
帯には、「事実の中に嘘を見つけ、嘘の中に真実を見つける。そのあまりに美しくかつ緊張感あふれる映像の中に、世界を丸ごと記録しようとしたテレビカメラマン新沼隆朗。テレビ・ジャーナリズムの前線に立つ人たちが、彼の残した仕事を語る」
とある。
「真実」「ジャーナリズム」などの語彙に違和感を感じつつも、いわゆるテレビ・ドキュメンタリーの世界で尊敬されるカメラマンとはどんな人だったのだろうと思って読み始めた。
大津幸四郎の特集は組まれても、新沼隆朗の特集は組まれない。それはテレビ・カメラマンという存在が、映画のカメラマンよりも、もっと匿名な存在としてその仕事をしてきたから、という理由だけなのか。


2冊目は言わずと知れたチョムスキー。チョムスキーの本は大抵難しくて半分ぐらいしかついていけなかったりする(翻訳が読みづらいのが多かったり…)のだけど。たまにこういう固いものを噛み砕く訓練をしておかないと、と購入。
帯には「言語学に革命をもたらした生成文法とその最重要概念〈普遍文法〉について、チョムスキーが一般抜けに解説した名著、待望の新訳!」って書いてある。1章を読み終わって、まだついていけてる。このままでいけばいいが…


全然満足いくほどには読めてないのだが、チョコチョコと購入をしては、チョコチョコと読んでいる。
あと、「東京新聞」を取ろうか悩んでいる。1週間無料試し読み中。1面しか読んでないけど。テレビで朝のニュースも夜のニュースも定期的に見ないので、国内の社会動向にどうしても疎い。世界情勢は何とか週1でnewsweekを読むことでざっくり把握は出来ているが…てことで、金払って新聞を取れば、まあ少しは読むかなとの打算で。ネットニュースって、案外見ても記憶に残ってない気がするのだけど、どうなんだろう。ソーシャルメディアの時代と言われまくってる時に、新聞取ろうかな、ってのは時代に逆らっちゃってるのか。何となく春が来て、新年度って事でって気分もあり。


仕事は、特別に順調でもなく。特別にヤバくもなく。ただ、モーレツ社員とは程遠いスタンスで働こうとしてるので、多分、会社側の期待には(モーレツ社員が欲しいはずだが…)そんなに添えてないかも。まあ、お金も安いので、その辺は、お金の分だけはキッチリやりまっせ的スタンスで今後もいこうとは思うが。今は興味がある分野にいさせてもらってるので、内容的には結構面白くやっている。


最近観た映画、全部DVD。劇場に中々行けない。

アレクサンドル・ソクーロフ「モレク神」
アルノー・デプレシャン「キングス&クイーン」
青山真治「東京公園」
伊丹十三「お葬式」
森田芳光「家族ゲーム」
ヴィム・ヴェンダース「パレルモ・シューティング」
塩田明彦「カナリア」
大根仁「モテキ」




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