Nov 16, 2007

まさに社会人学生な一日



とってもアカデミックで,とっても企業人な一日だった.

アポを先週に取ったナノ電子工学研究室の見学が10:00からで,まる2時間,"Nano-Electronics: Past, Present, and Future"という内容のナノ電子工学概要を教授からお聞きした.
教授はノーベル賞候補の呼び声が高い榊氏だ.前応用物理学会会長の榊氏だ.恐らく今まで話した研究者の中でもっとの実績がある,世界TOPレベルの方だ.氏が今年の4月,ずっと教授職を務めた東京大学生産技術研究所からうちに来て,この研究室はスタートした.

ナノ電子工学という分野を切り開いたと榊氏の懇切丁寧な説明を受け,最先端の科学技術の研究者の姿を間近で見ることが出来た.nobodyな学部生6名に,お菓子や紅茶を出してくれるその紳士な態度には,非常に感銘を受けた.やっぱり,ホントに偉い人は若者に優しい.

この研究室に入ったら最先端の研究の現場に身を置くという,高専卒業時には考えられなかった環境で生活することになるが,いかんせん,人気が高い.定員が4名なのだが,うちの学年のTOP10からすでに4名以上が第一希望を出しそうな勢いだ.
オレは1年の工学ブランクと闘いながらなんとかがんばったものの,やはり累積成績は16,7位なので,どうにも入れそうにない.

しかし,今日の午前2時間,榊氏のお話を1メートルの距離で聞けたことは,うちの学部生ならではの特権であったと感じた.そして大学に来る機会をくれた会社にも,多少,感謝.


で,12:00から,年2度の企業懇談会というものがあり,人事から来られた2名の方とお昼を共にした.不満はないか,と聞いてくれたので,フランクに,うちの大学は工学の勉強がきつすぎると言っておいた.一気に視野を世界から国内スケールに戻された感じがした.


午後は実験で,デジタルデータ信号処理をやった.MATLABとSimulinkで.やっぱ離散数学やっとかないと通信はきついなと思った.リードソロモン符号は,離散数学のバックグラウンドが前提だ.やれば簡単そうだからやってみたい気はするが,いかんせん時間がない.


明日は量子力学の中間テストがある.2日連続で徹夜決定.
飲みに,行きてぇなー.











No comments:

Post a Comment