処女作 「マラノーチェ」を見た.気持ち悪かっこ良かった.
Apr 29, 2008
Apr 28, 2008
昭和的価値観の崩壊
いい大学を出て,いい企業に入って,年功序列で定年退職.
わかりやすい昭和的価値観が通用したのは,あえて言うなら,グッドオールドデイズ.
アウトサイダーとして生きている人たちの事例を元に,著者の現代日本社会への鋭い分析と指摘が光る名著.痛快.
うちの企業の人事も,読んでるのかなー.
「デキる人ほど辞めていく会社」に,アカルイミライはない.
元々やる気も能力もあって第一志望の会社に入ってきた新人が,頭の中で色々と描いてきた輝かしい「社会人像」を日々の雑務と覇気のない先輩上司にぶち壊され,自らのキャリアパスを描けず将来に不安を感じ,転職に希望を見出す.これが企業が優秀な人材を失うメインストリームだろう.今の時代にアンテナを張り,それなりに敏感な奴が選ぶ道は,外資系やベンチャーへの転職だ.
ものづくり企業の人事は,エンジニアのキャリアパスを支援する仕組みを,早急に整えなければならない.
でなきゃー大して魅力のない会社に残る大半は,会社にしがみついてなきゃ生きていかれない,自信も能力もないエンジニア達.保身しか考えない上司予備軍.
面白かったら是非こちらも.前作のようなものです.
Apr 12, 2008
Apr 11, 2008
J.D.I. Difficulty
Just Do It
ってのが一番難しい.
1.やらなきゃいけないことを把握する
2.プランを立てる
3.やる
4.結果をフィードバックする
3が一番難しい.2で安心してしまう.
4も中々難しい.特にうまくいったとき.そこで完結してしまう.
ああ,かくも弱き人間の精神.怠惰と痴呆への甘い誘惑.
「やるべきことをやるだけさ,だからうまくいくんだよ」
from 「アイデン&ティティ」
Apr 8, 2008
マジシンキング備忘録
①瞬間集中力
春の企業実習で痛感したことのひとつ.
集中するまでの時間がかかる.これが今の自分にとってはかなりの弱点だ.
試験勉強やレポートは,基本家で一人でやる.テーマに集中し没頭しはじめるまでに1時間は要する.高専時代から考えるとそんな環境で“集中”してきてもう8年目.
一人,密室で何ものにも注意を妨げられることなく仕事をこなす社会人ってのは,多分大した期待されていない大学教員か執筆業くらいだろう.
1年後配属されるであろう職場では,十中八九ひっきりなしの電話がかかってくるだろうし,2時間毎に休憩があるし,まわりから話しかけられる環境で仕事をこなさなきゃならない.
頭ではわかっていたものの,やはりこの仕事環境の差はかなりデカイ.
何とか瞬間的に集中し,実作業を即座に開始する訓練をしなければ.
って思ったのが春休み.
で,今研究室で本格的に文献調査を開始し始めて,これはいい練習になると思っている.
研究室での仕事環境は,職場と多少似ている.めちゃくちゃゆるい職場だけど,一人で集中できないってところは同じだ.
そんな環境で如何に瞬間集中能力を磨けるかが,1年後スムーズに配属先の仕事に馴染むための重要事項だ.
②研究が今のところ面白い
やっと,やっと大学にきて面白い勉強ができている.
研究テーマの大まかな内容は,
「複数設計者によるコラボレーション設計環境における創造性支援」
てところで,このテーマを選択できたのは超ラッキーだ.難しい.面白い.
何より,体系的に出来上がった学問をパッケージとして詰め込むのではなく,自分で考えぬき,自分で調査し,自分で解決するための勉強というところがもう一種の快感だ.
キーワードのひとつに「コラボレーション」がある.「協同」と訳すのが一番わかりやすい.
このコンセプトは今の時代非常に産業界で注目されている.異分野技術者とのコラボレーション.異文化とのコラボレーション.これが単独思考では生み出せないイノベーションを引き起こす.
このコンセプトについて理解を深めることは必ず将来の実務に直接的に役立つはずだ.
言葉は違うけどうちの会社の開発コンセプトもこれに根本で一致している.
もうひとつは「創造性」.創造的活動プロセスは心理学・認知科学・脳科学の分野においてかなり研究されてきている.そして創造的活動を支援する手法やシステムも工学分野では特にAIを中心に研究されている.
メタ認知なんかもからんできて,まさに趣味で読んでた本や知識がそのまま研究への示唆を与えてくれそうだ.
amazonで7冊も本を買ってしまった.
人間関係とか,利益とか,時間とか大して気にせずにひとつの知的テーマに集中できるのは,今年できっと最後だ.悔いのないようにやり遂げたい.
④意識の違いはきっとかなりデカイ
今日は今期講義開始日で,研究室ミーティングが組まれ,B4の新入り達(俺も)が3月末から今までの春休みに理解した自分のテーマ内容をまとめて報告した.ミーティング前にうちの研究室の先輩らが,教授がボロクソ言う人で超厳しい,って言ってて,どんなもんかなーと思ってたら屁でもないほど優しかった.別に怒鳴る訳でもなく,的確に報告内容の不備を指摘していた.
と,感じていたら,現役学生の友人らはかなりやられて自信をなくした様子だった.
ちゃんとこちらの説明を聞いてくれて,欠点を見つけて的確に指摘してくれる上司なんて超優しい人だ.さらには,別に報告をボロクソ言われようがなんだろうが,査定に響いて財布がさびしくなるわけでもないし,同僚から仕事出来ない奴って嫌われるわけでもないし,大学の卒研なんて何の責任もない.
この世で一番好き勝手やって許される楽なプロジェクトのひとつだ.
この辺が意識の違いが社会人学生の強みかもしれない.
卒研を仕事として捉えれば,最もイージーでストレスのない部類.
卒研を学部3年までの生活の延長と考えれば制約が多くてめんどくさい部類.
もう1年したらすぐ社会に放り出されて実務を金もらうプロとしてこなさなきゃならない学生にとっちゃ,卒研というプロジェクトとか,教授という上司とか,仕事として捉え直して訓練しとくのが得策だ.
③経営と英語
研究が予想してた以上に面白いことになりそうなので,MOT自学やTOEIC900が危うい.
講義自体は週4コマしかないので,うまいこと夜の時間を使ってやらなければ.
とりあえず19時までは研究だ.21時から企業人としての学習をする予定.いつまでこのモチベーションが続くのか少し心配.
④生活
お金がない.ので自炊して節約したいが,研究室から帰ってくると脳が活性化されてしまって飯を作る作業が苦痛以外の何ものでもなくなってしまう.メリハリが大事.
Apr 4, 2008
いらない
以前日記で書いていた,意味のわからん「社会人学生1年生の勉強の面倒を見てあげよう会」のお話の結末.
http://kawa90000.exblog.jp/6029516/
http://kawa90000.exblog.jp/6039019/
http://kawa90000.exblog.jp/6123696/
結局俺は担当する学生のやる気のなさ&無礼さから,何も面倒を見ず,ずーっとほっといたのだが,彼はどうやらうまいことやって2年になれたらしい.良かったね.ケッ.
で,先日こんなものを学長から直々にいただいた.
ひとつも感謝されることなどしてはいないのに,こんな感謝状をもらっても何も意味はないし,うれしくもないので,丁重に処分させていただきました.
こんなところにお金と労力を使うんじゃなくて,教育そのものの質を上げる努力をしていただきたい.大学には.
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